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絶対に読んでおくべき!愛犬の健康管理

飼い主がそのわずかな変化、症状を見つけることが肝心です。

先日は犬がかかりやすい病気についてお話ししました。

犬の健康管理は飼い主の責任であり、私たちが勝手な判断を下してしまうと危険なこともあります。愛犬の様子がおかしいなと思った時はなるべくすぐに動物病院にかかることで事前に病気を防げたり、愛犬を守れたりします。

犬は体調不良を言葉で説明することもできなければ、どこが痛いと泣くこともできません。それでも愛犬の体調の異常は普段とは違った行動や態度に表れるので、飼い主がそのわずかな変化、症状を見つけることが肝心です。

そんな予兆を見逃さないためにも健康チェックをするときの大切な要点を押さえておきましょう。



簡単!愛犬セルフチェッカー

・元気がない

いつもの活動性がなくなったり、食欲が極端に減ったりしたらこれが最初の兆候です。しかし、環境変化や生理状況、老化などによって活動性が変わることは十分あるので病的なものかどうかよく判断し、気になる場合は獣医師に相談しましょう。

・嘔吐する

犬は人間に比べて嘔吐しやすい動物です。草を食べて嘔吐したり、食べ過ぎて嘔吐したりもしてしまいます。1日に何度も吐くときは中毒、巨大食道症、胃潰瘍、胃捻転、感染症などの重い病気の可能性もあるのですぐに獣医師に相談してください。

・下痢をする

犬が口にしてはいけないものや強いストレスがあった時に便の状態が変化します。病的な場合は消化管障害、感染症、中毒などが原因で下痢をすることもあります。下痢の状態も水状、軟便、タール状かによって、また臭いによっても原因が追究できることもあるので、便を採取して動物病院に行くと早く病気の解明が行えます。

・便秘になる

健康な犬であれば1日1~2回の排便を行いますが、脊髄の障害や前立腺肥大などが原因で便秘になることがあります。また食事があっていない場合や含有されている食物の種類で便秘になってしまうこともあります。便秘をしているからと言って出せばいいと浣腸などをしてしまうと返って病気になりかねないので、きちんと獣医師に相談してください。

・尿に異常がある

尿の色やにおいの変化は腎臓や泌尿器の異常が原因である場合があります。先日お話しした腎臓病の発見の手掛かりにもなるのが尿の色や頻度です。尿の色や頻度の回数が多い場合は糖尿病、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)などが疑われます。また尿の回数が少ない時は膀胱炎や尿路結石の可能性もあるので、獣医師に相談してください。

・熱がある

犬の体温の平熱は38.5℃前後で、人よりも高いのが特徴です。発熱をすると全身の体温も高くなり、口呼吸が荒くなります。熱射病や日射病から体温に異常をきたすこともあります。体温検診は病院で行うのが安全なので、様子がおかしい場合は獣医師に相談してください。

・震える、痙攣する

犬の震えは寒冷や恐怖によって健康な犬も行う行為です。副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能低下症などのホルモン分泌障害では神経や筋肉に病的変化がおこり、その結果、全身が震えを起こすこともあります。痙攣やてんかんの症状や中毒症状でも震えるので、震える前後の状況をよく把握し、病的な場合は獣医師に相談してください。

まとめ

今回は犬の健康管理についてお話ししましたが、ちょっとした変化に気づくためにも普段の生活の中での愛犬とのコミュニケーションが大事になります。

日ごろからスキンシップを図ることで体の異常に気付くことが出来たり、病気の予兆に気づくことが出来たりします。

愛犬は自分で自分の健康を守れない生き物で、飼い主である私たちが愛犬の食生活や運動環境を整えてあげ、普段から健康に気を使うことが重要です。病院への定期検診なども活用しながら、普段から愛犬の健康管理をしっかり行うようにしましょう。

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