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これは危険!犬が蚊に刺されたときの注意点

早めにしっかり予防していくことが大切です。

これからの季節、愛犬の健康管理のため気をつけなくてはいけないのが「蚊」です。

え?もう?っとビックリする人もいるかもしれませんが、蚊の生体を侮ってはいけません!

最近は冬になっても温かいことが多く、人の居住区のそばで暖を取りながら越冬する蚊も意外と多いんです。

蚊はハエと同じ属種の昆虫で、なんとこの地球上に2500種以上も存在しています。

人などから吸血することで有名ですが、それと同時に様々な病気を媒介する昆虫としても知られていて、蚊は1億7000万年前のジュラ紀の地層から化石が発見されるほど生命力が強い生き物です。

蚊が媒介する病気としては、マラリアや日本脳炎、デング熱、チクングニア熱、ウエストナイル熱など人に対して猛威をふるう病気がたくさんあります。

蚊は夏だけの生き物だと思っている人もいるかと思いますが、蚊の生還期間は種類によって様々で長いものだと半年近くも成虫の状態で生きることが出来、成虫のまま休眠して越冬する蚊もいれば、低温に強い蚊や休眠せず越冬する蚊もいます。

住む地域や場所にもよりますが、蚊は春から初夏にかけて活発に活動しはじめ、吸血活動を行うようになります。

ちなみに、多くの病気をもたらす蚊ですがなぜ絶滅しないのかということが度々討論されています。

一説には蚊が絶滅しても生態系に異常はないとまで言われていますが、蚊が生きられない世界では人も生きられないとも言われています。

それでも各研究者たちが現在、蚊を絶滅させるための遺伝子研究などを行っているようです。

蚊についての調査記録みたいになってしまいましたが、犬が蚊に噛まれるとフィラリア症と言われる疾患を発症してしまいます。

フィラリアは犬糸状虫という虫で、蚊が媒介し、そのフィラリアが寄生することでフィラリア症という病気を発病してしまいます。フィラリアは成虫になるとその名の通り糸のように細長く成長し、大きいもので30cmにもなります。

もちろん、蚊に刺されたからといって100%フィラリアを発症するわけではありません。


仕組み

フィラリアに感染する仕組みはフィラリア成虫が犬の体内で幼虫を生み、その犬の血液を吸った蚊が他の犬に吸血を行うことで感染します。

犬の体内に入ったフィラリアの幼虫は2〜3ヶ月かけて皮下や筋肉の中で成長を続け、その後静脈血管の中を通って心臓に辿り着き、右心室や肺動脈に寄生し成虫になります。そしてまたそこで卵を産み、血液にのって全身に巡らされ、蚊に吸血されるのを待ち、感染を拡大していきます。

フィラリアに感染されると心臓に寄生されると答える人が多くいますが、これは今より医療技術が発展していなかった時代に広められた見解です。

当時、死んだ犬を解剖した時にフィラリアが心臓に集まっているのを見て心臓に寄生するものだと考えられましたが、これは止まってしまった心臓に肺動脈などにいたフィラリアが蓄積したからであって、現在の医療技術を使って確認すると犬が生きている時には肺動脈に寄生していることが判明しています。

そもそもフィラリアって何?

フィラリアは蚊が媒介する病気としては知られていますが、フィラリア自身についてはあまり知っている人は多くありません。

フィラリアは線形動物門双線網旋尾線虫亜網旋尾線虫目糸状虫上科という分類に属する動物の総称で、簡単に言えば寄生虫です。

フィラリアの形状は、その名称に糸とついているように糸のように細く長いもので、この寄生虫が犬の心臓や人体で孵化し、成長していき、様々な症状が発症するようになります。

この分類に属する動物はいくつかいて、犬に寄生する犬糸状虫がよく知られているフィラリア症の寄生虫で、他にも人体に寄生するバンクロフト糸状虫、マレー糸状虫、回線糸状虫などさまざまなフィラリア症の寄生虫がいます。

画像:フィラリアに感染した象皮症の人

日本でもかつては九州全域や南西諸島、青森の方までこのフィラリア症に感染した人が多くいて、その病に侵されていました。また沖縄地方でも深刻なフィラリア症が広がり、様々な方法を使って防圧事業が展開されました。フィラリア症の撲滅は気づかないうちに広がっていくため、長期に渡り、沖縄地方では防圧事業を行い始めてからおよそ13年後に保虫率が0になりました。

確率

フィラリアに感染していない蚊に刺されなければフィラリアに感染することはほぼありませんが、それでも毎年多くの犬がフィラリアにかかっています。

感染の確率はもちろん、地域などによっても異なりますが、保険機関が発表しているデータに基づけば、一夏予防しなかった場合で30〜40%、三夏予防しなかった場合で90〜100%の感染率だとされています。

もちろん、これはただの確率の話であって、1〜2ヶ月予防をしないだけでも感染が確認されているケースもあります。

症状

フィラリアに感染されてもすぐに症状が出るというわけではありません。

静脈血管の中を通って全身に巡らされるまでに時間がかかるように、長い場合だと症状が出てくるまでに数年かかることもあります。

ただ、長い間体に寄生しているので症状が現れた時には既に重症という場合が少なくないのが現状です。

主な症状としては、息が荒い、咳をする、元気がない、疲れやすい、食欲不振、嘔吐、お腹が脹れるなどがあり、重症や急性症状の場合には意識がなくなったり、吐血したりし、死に至る病気です。

治療

フィラリアの治療方法には薬を投与し駆除する内科的方法と手術により寄生したフィラリアを取り出す外科的方法の2種類があります。

しかし症状が進行している場合にはどちらも危険を伴う治療になるのでまずは予防することが大切です。

dog1station-蚊2

予防

フィラリアは予防薬を月に1回定期的に与えることで確実に防ぐことが出来る疾患です。フィラリア予防薬は投与することでフィラリアの幼虫を血管に辿り着く前に駆除することが出来ます。

フィラリア予防薬の投与機関はフィラリアの寄生の仕組みからも分かるように、蚊が出没し始めた1ヶ月後から蚊が出なくなった1ヶ月までとされています。予防薬には錠剤タイプ、粉タイプ、おやつタイプ、注射タイプ、皮下に滴下するスポットタイプがあり、愛犬に合わせて選ぶことが出来ます。

しかし注意しなければならないのが、フィラリア予防薬は要指示薬と言われる獣医師取扱の薬で、獣医師が必ず適量を処方するようになっています。これは万が一フィラリアに感染していた場合、検査なしに投与してしまうことで死滅したフィラリアが血管に詰まり犬の命を奪ってしまうことがあるからです。

また体重の変化に合わせて適量を投与しないと効力を得られない場合もあります。

実際に病院で受ける事前検査とは?

フィラリアの予防をスタートする前に、病院では基本的にフィラリアに感染していないかどうかの検査が行われます。

ここまでいろいろ述べてきましたが、フィラリアは冬だからといって必ず感染しないものではなく、どこで感染してもおかしくない病気です。潜伏期間もあるため、症状が現れていないからといって安全というわけではありません。

病院ではフィラリアの投薬を行う前に、本当にフィラリアに感染していないかの検査を行います。検査方法は簡易的なものから、しっかり行えるものまで病院により様々です。

基本的には血液検査を行い、数値に異変がないかをチェックします。

このフィラリアのタイミングで愛犬の健康診断を行ってくれる病院も多いので、1年に1回、愛犬の健康管理にこの機会を役立てるのもいいかもしれません。

検査で異常がなければフィラリアの投薬開始です。

また最近では暖冬や越冬する蚊が増えたこともあり、病院によってはフィラリア治療を通年で行うところも増えています。

副作用

薬に対する副作用は犬であれ人間であれ誰もが気になるところです。病気を治療するだけの効力をもった薬なので、副作用が絶対でないという保証はどの薬にもありません。

でも、だからといってフィラリアの予防薬を投与しない方が危険です。

フィラリアの予防薬は安全性も高く作られていて、獣医さんでも副作用の出た犬を見たことがないと言う人がほとんどです。

それは薬を投与する前にきちんと血液検査などを行っているので愛犬にあった薬を投薬できるからです。

確かに発症してからも治療は可能ですが、その時に使う治療薬の方が昔に比べ安全性は高くなっていても、安全に駆除できるというだけで、駆除されたフィラリアが肺動脈に詰まってしまい愛犬が危険にさらされる可能性が高いのが現状です。

犬用の虫除けスプレーが流行っています

昔はあまり見かけることがありませんでしたが、最近は数多くの虫除けスプレーなどが販売されています。Amazonなどで調べた所、やはり犬用の虫除けスプレーが1位になっていました。

ちょっと散歩する前にスプレーするだけで効果があるのでいいかもしれません。参考までに下記にリンクを貼っておきます。

まとめ

知っているようで意外と知られていないフィラリア。どれだけ事前に駆除することが大事かお分かり頂けたでしょうか。うちのチワワ2匹は同じ体重にも関わらず、クリンと弥生とで違う錠剤を服用しています。

クリン(チワワ♂)は臓器に疾患があり先生が検査で薬を選んでくれたことと、弥生(チワワ♀)がアレルギー体質なので弥生の体質を加味し選んだ薬を服用しています。もちろん、薬を摂取することでの副作用は出ていません。

温暖化の影響で年々暖かい時期が増えてきています。まだ大丈夫と思わずに早めにしっかり予防していくことが大切です。



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