いまや犬飼さんの多くが利用しているペットシーツ。利用していないという犬飼さんはほとんどいないのではないでしょうか。
ペットシーツはペットのトイレ利用以外にも吸水性があるため何かと活用しやすい便利なアイテムです。
しかしいざペットショップに行ってみると、ペットシーツの種類は多く、どれを買ったらいいのかと悩んでしまうものです。そこで今回はペットシーツについて詳しくご紹介します。
ペットシーツの選び方。あなたは値段派?枚数派?
ペットシーツを選ぶ時の決め手で多いのは、値段重視、枚数重視という意見です。もちろん、こまめにシーツを代えるから安ければいいという人もいるかもしれません。
犬がどんなシーツでも気にせずにおしっこをしてくれる場合はいいですが、犬も千差万別。犬によってはトイレシーツの感触が分かりにくくてトイレを覚えなかったり、サイズがあっていなくて漏らしてしまったり、ということもあります。また適当にトイレシーツを選んでいることで飼い主にとってもデメリットになっていることもあります。
そこで、まずはトイレシーツを選ぶ時のポイントを抑えておきましょう。
・吸水性
・耐久性(安全性)
・消臭能力
・サイズ
吸水性
トイレシーツの本来の目的である吸水性はしっかりと見ておくポイントです。トイレシーツには吸水性の高いものと、吸水性の低いものがあります。
一般的には厚型の方が吸水性が高く、薄型の方が吸水性が低いとされています。
吸水性の良いトイレシーツは、薄型のトイレシーツに比べて1枚当たりの値段は少し高めですが、愛犬のおしっこが広がりにくく、即座に吸収されるので、愛犬の足が汚れる心配もありません。また留守がちな家では、愛犬が何度もおしっこをしても吸収してくれるので安心です。
大型犬などが利用する場合も、1回当たりの尿量が多いので吸水性の高いトイレシーツの方が愛犬が安心してトイレを行えます。
吸水性の低いトイレシーツは、1枚当たりの単価が低く、こまめにトイレを交換できる家庭向きです。またトイレシーツ自体が薄いので微妙な尿の異変にも気づきやすい傾向にあります。
ただし吸水性の低いトイレシーツは大量の尿には対応しきれないので、場合によってはトイレシーツから尿が横漏れする危険もあります。
こまめにトイレシーツを交換できる家庭で、愛犬が汚れたトイレシーツではトイレをしなくなるような子の場合には、やはり薄型をこまめに利用したほうがおすすめです。
耐久性(安全性)
意外と見落としがちなのがトイレシーツの耐久性、安全性です。特に留守がちな家庭で、ワンちゃんが普段からトイレシーツを噛むような場合は、耐久性はよく確認しておくことが重要です。
トイレシーツは紙の面とナイロン面でできたもので、紙の面にはポリマーが使われていて、そのポリマーが尿を吸収することでトイレシーツの役割を果たすようになっています。
このポリマーは吸水性が高い反面、愛犬が食べてしまうと非常に危険です。のどに詰まらせて呼吸困難になることもあれば、ポリマーが体内で水分を含んで、胃や腸で詰まってしまうこともあります。
トイレシーツをそのまま使う場合は、愛犬がいたずらをしても破れにくいものを選ぶことを考えましょう。またどうしても愛犬のいたずら癖が治らない場合は、トイレシーツをトイレにセットしてイタズラしにくくする工夫やポリマーの使用が多くないものを使うなどを検討しましょう。
消臭能力
尿に含まれるアンモニア臭は、分解されにくい成分で時間とともに臭いがきつくなってしまいます。留守から帰って部屋の中がアンモニア臭いと嫌な気分になりますよね。そんな時に注目しておくのが、トイレシーツの消臭能力です。
アンモニア臭はアルカリ性のツンとした刺激臭で、「特定悪臭物質」にも指定されている悪臭です。臭いだけで考えれば、酸性成分のあるクエン酸や重曹などが消臭には効果的です。
しかしながら犬や猫用のトイレシーツの多くにはクエン酸が配合されているものは少なく、含有されていてもお値段が少し高めです。
犬や猫用のトイレシーツで消臭効果をうたうものには、炭の力を使ったカーボンタイプのものと香りを施したデオドラントタイプのものとに分けられます。
炭を使ったカーボンタイプのものは消臭効果が期待でき、含有量にもよりますが尿の臭いを全く感じさせないものもあります。
一方でデオドラントタイプのものは元々の香りに尿の臭いが混ざったようになることが多く、そもそもの香りも強いため人によっては苦手と感じる人もいます。
それよりももっともっと消臭力が高いものが良いという人は、クエン酸が配合されているウサギ用のトイレシーツがおすすめです。
サイズ
ペットシーツにはサイズがあり、レギュラー、ワイド、スーパーワイドなどメーカーによって様々なラインナップが用意されています。
トイレシーツのサイズは、愛犬の体のサイズに合わせて選ぶのがベストですが、愛犬の行動や年齢、トイレのしやすさなども考慮してあげるよりベストです。
大型犬を飼っている人でこまめにトイレシーツを代えてあげられる場合、レギュラータイプを2枚並べて使用することもありますが、薄型のトイレシーツだと大型犬の尿量にシーツが間に合わないこともあるので、シーツのサイズと厚さの両方を考慮することが大切です。
また小型犬であっても長時間のお留守番や多頭飼育の場合は、ワイドタイプ大きいものの方が愛犬も安心してトイレを利用できます。
ペットシーツの交換の頻度
ペットシーツはできれば頻繁に変えてあげるのがベストです。
トイレ訓練中のワンちゃんであれば、わざと臭いを付けておいてトイレを覚えさせるといったことがありますが、トイレを覚えたワンちゃんであれば、出来るだけ速やかにトイレシーツを交換してあげるようにします。
犬種にもよりますが、既に汚れているところでまたトイレを行うことを嫌がる犬は多く、粗相の原因にもなってしまいます。またペットシーツの吸収が悪く、湿っている個所をワンちゃんが踏んで歩き回るのは飼い主にとっても歓迎される行為ではありません。
また多頭飼育の場合は他の犬の臭いがついていると同じ個所でトイレをしないこともあるので注意が必要です。
トイレシーツは最低でも1日1回は交換するようにしましょう。
実際に使って感じた!おすすめのペットシーツ
プレミアムペットシーツ デオ・ダブル
驚きの両面吸収と圧倒的な吸水力でペットのトイレ掃除の手間を激減!大型犬でも多頭飼いでも、ストレスフリーのペットシーツです。
一般的なペットシーツは裏面がビニールなので裏漏れがあるとびちゃびちゃになって掃除が大変ですが、デオ・ダブルは裏面でも吸水可能なため裏漏れを防ぐことができます。
シーツをひっくり返してしまうやんちゃなワンちゃんにオススメです。
下記YouTubeを見て頂くとわかりやすいです。
※音量にご注意下さい。
ユニ・チャーム デオシート しっかり超吸収 無香無臭タイプ
吸水性、耐久性、消臭能力に優れた人気のペットシーツです。デオドラントタイプのトイレシーツですが、しっかりと臭いを吸収し、悪臭を放つことがありません。人間用のオムツも手掛けているさすがのユニ・チャームの技術力を感じられます。
ユニ・チャーム デオシート 消臭フレグランス フローラルシャボンの香り
デオシートしっかり超吸収と同じラインナップ商品です。とにかく優れた吸収力で、消臭後の芳香剤が尿と混ざらず優しく香ってくれます。
ユニ・チャーム デオシート プレミアム
ユニ・チャームのデオシートシリーズです。やはり、他社製品と比較しても優れているポイントが多く、さすがといったところです。プレミアムタイプのペットシーツは他よりも少しお値段は高めですが、吸収力が優れ、またトイレ後の色までも消してくれる優れものなので、人目を気にするときにおすすめです。
コーチョー ネオ・ルーライプ ネオシーツカーボン
炭の力を使い消臭を行うペットシーツです。吸収力が高く、吸収後の表面がサラサラになる優れものです。
山善 1回使い捨て 薄型ペットシーツ
家庭に寄り添う山善が開発したペットシーツです。耐久性が非常に高く、幼いワンちゃんのいる家庭におすすめです。
シーズイシハラ クリーンワン ダブルストップ
吸収力に優れたペットシーツです。耐久性はいまいちですが、吸収力が高いので愛犬の足の汚れが気になる人におすすめです。
アイリスオーヤマ ペットシーツ 超厚型 お徳用
アイリスオーヤマらしい商品です。厚型のトイレシーツでありながら、枚数も多くお得さを売りにした商品です。ただし吸収力はそこまで高くないため、こまめにトイレシーツを代えたい人向きです。