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犬のお留守番で気を付けること【今日から実践可能】

犬を飼っている多くの人が持っている悩みの一つにお留守番があります。

なかなかお留守番が上手に出来なくて、家に帰ると家の中がぐちゃぐちゃだった、家にいない間ずっと吠えていてご近所から連絡があったなんて話もお留守番トラブルに多い事例です。

愛犬に合ったお留守番方法を見つけて、無理なくお留守番を行っていきましょう。

犬のお留守番で気を付けること

そもそも犬はお留守番が得意な動物ではありません。犬は元々、群れで集団生活している生き物で単独の行動を好みません。

もちろん個体差はありますが、一人になることを極端に嫌う子もいます。そして、そう言ったお留守番が苦手な子がいきなりお留守番を行うことでさらにストレスが溜まりどんどんお留守番が嫌いになってしまいます。

分離不安症状を引き起こす犬もいるので、愛犬との接し方を見直す必要があります。

犬の分離不安症

飼い主と離れて過ごすことを極端にストレスに感じヒステリックになってしまう状態を言います。部屋の中を荒し回ったり、吠え続けたり、破壊行為を行うこともあります。またトイレ以外で排泄を行うこともあり、そう言う症状が見られた時は分離不安症を疑いましょう。

分離不安症は特に飼い主にべったり可愛がられている犬に見られる症状で、常に密着して飼い主に依存している犬が陥りやすいものです。過度な甘やかしは犬を成長させず、発育期の子犬にとっては精神の成長にも関わってきます。犬が可愛いいのはよーく分かりますが、特に成長期の子犬にはまずしっかりと人との接し方を教えてあげることが大切です。

分離不安症の治療薬

それでも既に分離不安症を発症している子にはきちんと対処していく必要があります。もちろん、薬などを使わずに解決できるのであればその方がいいですが、過度のヒステリック症状を訴える場合は危険も伴うこともあるので、獣医師に相談し抗不安薬などを処方してもらうのも一つの手です。

薬に頼らないためにも、しっかりとした愛犬に育てるためにも、まずは愛犬との距離を見直すことが大切です。常に甘やかして構っているとお留守番の必要が生じた時に愛犬に過酷な時間を強いるようになってしまいます。

一緒にいる時間も、決まった時間には小屋で過ごさせて距離を保つことも大切です。一緒に寝たり、すぐに抱きかかえたりするのも、飼い主に依存してしまうので気をつけた方がいいかもしれません。

お留守番をさせる環境

ちょっと話は少しだけそれますが、お留守番をさせるとき、防犯のためと思って空調をつけずに窓を閉め切って出かけるのは危険です。

冬場はまだいいかもしれませんが、夏場のお留守番中の愛犬の熱中症、熱射病の事故は多く、毎年ニュースでも取り上げられています。

そして、さらに気をつけなくては行けないのが春・秋のこの過ごしやすい時期の熱射病です。

いくら過ごしやすい時期でまだ冷房はいらないと思っても、気密性の高い閉め切った部屋の日中の温度はかなり上がります。

また春や秋は日によって日照時間も気温もかなり差があるので

安易に、大丈夫などと思って出かけてしまうと危険です。

お留守番をさせる場所

ではどうやってお留守番をさせていくのか、ということですが、まずはどこでお留守番をさせるか考えていきましょう。お留守番をさせるのにおすすめなのはサークルやクレートと言った犬専用の小屋です。

広い場所に一人でいると寂しくなってしまったり、不安を感じやすくなったりしてしまうので、愛犬が安心できる場所を提供してあげることが大切です。

また部屋の中で自由に歩き回れるような状態にしておくと、犬によっては誤飲誤食をしてしまったり、思わぬ事故が起きてしまったりすることもあります。こういうことを防ぐためにも、愛犬のお留守番スペースを確保することが大事になってくるので、自分の愛犬にはどういうお留守番が向いているのかよく考えてあげましょう。

ハウスのしつけ

愛犬をサークルやクレートでお留守番をさせるのであれば、ハウスのしつけを行えるようにトレーニングすることが大切です。ハウスのトレーニングが出来ていないのにサークルやクレートに閉じ込めてしまうと、外に出ようと暴れてしまい、犬自身が傷ついてしまう可能性もあります。

まずは短い時間からおやつなどを使ってハウスに入って訓練していくことが重要です。少しずつ時間を延ばして、慣らしていくことから始めましょう。

お留守番の時に掛け声が必要?

お留守番をさせるときは「黙って出ていく」というしつけ方を推奨する人と、「しっかり声掛けをして出ていく」というしつけ方を推奨する人といますが、どちらがいいということははっきり言えないのが正直なところです。

「行ってきます」「いい子にしててね」と声掛けをすることによって「どこ行くの?」「いつ戻ってくるの?」と不安がるから、いつも通りのそぶりで黙って出ていくのが良いという意見と、「留守の間家をよろしくね」「待ってってね」と声をかけることで「家のことは任して」と犬を納得させると安心するという意見と、どちらもなるほど!と思ってしまいます。

これは愛犬と飼い主の距離感とも関係していて、愛犬のタイプにもよってくるのでどちらがいいかは一概に言えません。

愛犬のお留守番の準備

愛犬が快適にお留守番できるために、準備を整えましょう!一日の大半を寝て過ごす犬にとって環境さえ整っていれば家で寝て待っているのも快適なものです。

愛犬によっては必要な準備や不要なものもあるかもしれませんが、どういう準備が必要か見てみましょう!

飲み水

狭いクレートでのお留守番でも忘れちゃいけないのが飲み水です。たっぷりと飲める新鮮な水を用意して行ってあげましょう。

クッション

冷たい床やクレート内で寝て待ってるのは疲れるものです。夏場であればヒンヤリした床が気持ち良かったりもしますが、いつも同じ個所が床に当たっていると被毛が剥げてしまうこともあるので愛犬の好むものを用意してあげましょう。

トイレ

しつけが出来ている子であれば、お留守番している間のトイレを我慢することもできますが、あまりにも長時間のお留守番やトイレの我慢できない子にはきちんと用意してあげましょう。

おもちゃ

クレートなどの狭い場所でお留守番させるのであれば、おもちゃを誤飲してしまう可能性もあるので与えない方がいいですが、しっかりお留守番できる子であれば歯磨きタイプのおもちゃや音のするおもちゃなどは犬のストレス発散にもなるので、様子を見ておもちゃを用意してあげましょう。

音楽

お留守番の静かな環境で不安になってしまう子には、お留守番中音楽をかけてあげたり、テレビをつけてあげたりすると安心することがあります。

お留守番グッズの活用

最近はいろんなお留守番グッズが販売されています。お留守番中の家の様子を伺える遠隔カメラもそのうちの一つですが、モニターを映して飼い主がスピーカーでしゃべる機能のあるものや飼い主の遠隔操作でおやつをあげられるまであって、本当にビックリするというか感心してしまいます。ペットショップには様々なお留守番グッズがあるのでそういったものを活用してみるのもおすすめです。

お留守番は人間社会で生きていくうえで必要

お留守番をさせるのもなかなか大変だなと思った人もいるかもしれませんが、人間社会で生きていくうえで愛犬には必要なしつけの一つになります。そしてお留守番に一番大事なのは愛犬と飼い主との距離感だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

うちの子たちに関していえば、朝「行ってくるね!いい子にしててね!お留守番宜しく!」と声をかけて毎日出かけていますが、いつもドアを閉めるときには玄関に背を向けて遠ざかっていき、静かにお留守番しています。

里子で迎えた子達なのでというのもあるかもしれませんが、今まで十分に愛されずに育ってきたこともあって、ヒステリックを起こすほど私に依存していないのかなと思うこともあります。もちろん、依存させないことはいいことなんですが。

そのかわり、「ただいま~帰ったよ!いい子だったね!」と声をかけてあげると、一日のうちで一番テンション高くすごく喜んで足をペロッと舐めに来てくれます。何をするにもまずは愛犬との距離感とコミュニケーションがすごく大切でストレスを溜めさせないことが重要です。

そのうえで愛犬に合ったお留守番方法を見つけて、無理なくお留守番を行っていきましょう。

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