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命の危険あり!?犬伝染性肝炎とは?治療から予防まで解説

犬伝染性肝炎は、一度発症してしまうと防ぐ手立てがなく、根治は難しいといわれています。

そのため事前に予防策を打つことが何より重要です。犬伝染性肝炎がどれくらい危険な病気なのかを把握し、しっかりと予防策を愛犬のために講じてあげるようにしましょう。




命の危険あり!?犬伝染性肝炎とは?治療から予防まで解説

犬伝染性肝炎は犬アデノウィルス1型と言われるウィルスに感染することで発症してしまいます。

この犬アデノウィルスは既にイヌ伝染性肝炎を発症している犬によって感染することがほとんどで、すでに感染している犬の唾液や糞尿、鼻水、涙などを舐めることで感染が拡大していきます。

特に多頭飼育で食器などを共有して使用している場合は感染しやすくなっています。

このアデノウィルスはとても強力で感染犬の体内から糞尿などとして外に排泄された後も長期間に渡って生存することができます。

また自然治癒した犬の体の糞尿として1年近くアデノウィルスが検出されることもあり飼い主が気付かないうちに感染が拡大していしまっていることもあります。

症状

犬伝染性肝炎は1歳以下の犬においては非常に高い確率で死に至ってしまいます。

しかし、成犬の場合は感染しても症状を発症しないことも多く飼い主が気付かないこともあります。

初期症状

初期の状態では肝臓に炎症が起こり、嘔吐や下痢、発熱、腹痛などの症状が見られます。

初期の症状はほとんど風邪と似た症状で鼻水が出ることもあります。

末期症状

肝臓機能に障害が起きるようになり、肝性脳症や低血糖、無気力、虚脱、昏睡、痙攣などの神経症状を発症します。

体のあちこちで出血が起こりやすくなり、皮下出血を起こして皮膚に点状の出血痕が現れたり、鼻血や下血などが現れたりします。

さらに進行していくと脳炎を起こし、さらに他の感染症を引き起こして死に至ることもあります。

治療

犬伝染性肝炎は一度発症してしまうと基本的には根治が難しい病気です。

成犬であればまれに自己回復することもあります。基本的には状態がこれ以上悪化しないように対症療法を行いながら犬自身が持つ治癒能力に頼るしかありません。

対症療法ではブドウ糖やリンゲル液。アミノ酸などの輸液を行い、ビタミン剤や肝臓を強くする薬の投与や点滴、輸血などを行っていきます。

またアデノウィルスに感染してしまうと免疫力が低下してしまい他のウィルスに感染しやすくなっているので、2次感染を防ぐために抗生物質を使用することもあります。

自宅では食事療法を行いながら安静に過ごし肝臓の回復を待ちます。

症状が軽い場合には1週間程度で回復の兆しが見られますが、なかなか回復しない場合には慢性肝炎に発展してしまうこともあります。

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予防

犬伝染性肝炎は事前にワクチンを接種しておくことで防げる病気です。定期的に混合ワクチンを接種するようにしましょう。



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