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【最新版】愛犬と海外渡航の準備~日本出国編~

長期の旅行や仕事などで海外に行く人が増え、それとともにペットを海外に連れていく人も年々増えています。

その時に必要な手続き、結構たくさんあるんですが、意外と分かりにくくてどうしたらいいのかと結構手こずりました。日本を出国するときに必要な準備について、忘れないうちにまとめておきます。

出国の手続き準備は余裕をもって2か月前くらいから始めるのがベストです。入国する国によってはもっと前からの準備を必要とするところもあるので、輸入国の手続きを最初に確認することが大事です。

そして、ペットが乗れる飛行機を探してください。中にはペット不可の飛行機もあります。ペット可の飛行機を予約したうえで、出発空港の動物検疫所と連絡を取り、出国手続きを進めていきます。

仮予約の状態でも、どこの空港から出発するということが分かっていれば手続きは進められます。

各空港の動物検疫所連絡先 http://www.maff.go.jp/aqs/sosiki/10.html


日本出国の手続きでは以下の項目が最低限必要です。

マイクロチップの装着(日本に帰国するときに必要でほとんどの国で着用推奨)

狂犬病予防接種(過去1年以内)

レプトスピラ症予防接種(過去1年以内)

動物病院発行の健康診断書(フォーマットは特に決まっていない。

参考はhttp://www.maff.go.jp/aqs/animal/pdf/hc_sample.pdf

 

上記を確認したうえで、日本の出国許可をとる必要があります。

動物検疫所に提出するために必要な書類はhttp://www.maff.go.jp/aqs/animal/pdf/applicationex-dog.pdf からダウンロードできます。

この書類を記入して、事前に各空港の動物検疫所へ書類をチェックしてもらいます。

日本を出国するときに絶対必要と定められているものが狂犬病予防接種とレプトスピラ症予防接種です。

基本的に輸入国の入国条件に合わせて必要な検査などを行う必要があります。

各国の必要条件は各国の動物検疫所のホームページに書いてあるので確認してみてください。

フィリピンの場合はhttp://www.bai.da.gov.ph/index.php/services/national-veterinary-quarantine-services/270-issuance-of-veterinary-quarantine-clearance-vqc-to-import-dogs-cats-via-email-2

で確認できるんですが、色々とすぐにルールが変わってしまったりするのでどういう手続きが必要かをメールで聞くのが一番確実です。

その時にhttp://www.dogjaunt.com/files/2012/09/Application-Form-to-Import-Pets-to-the-Phils..pdfこの書類を記入して写メかスキャンして送ると許可書がもらえます。

その許可書に何をしてくださいって書いてあるので、その輸入条件を満たせばフィリピンに入国できます。

書かれている内容は、

1、That the animals should be accompanied a health certificate issued shortly before shipment by proper veterinary authority of the country of origin starting that the animals have been carefully examined and found to be free from and have not been exposed to dangerous communicable animal diseases.

出国前の獣医師による動物の健康診断書。危険な伝染病を持っていないか検査し証明する必要がある。

2、That in countries not considered free of rabies, an additional certification is required to the effect that there are no cases or rabies within a twenty (20) kilometer radius from the point of origin during the last six (6) months.

狂犬病がある国からの入国の場合過去6ヵ月以内に狂犬病が発症された地域から20キロメートル圏内にいなかったという追加の証明書が必要です。

3、That the animals should be accompanied by a valid vaccination certificate against rabies, canine distemper, infectious hepatitis leptospirosis, canine parvovirus or feline panleucopenia. For countries considered to be free from rabies, vaccination could be waived.

狂犬病、犬ジステンパー、伝染性肝炎レプトスピラ病、パルボウイルス、猫ジステンパーの有効な予防接種証明書。狂犬病がないとされる国からは、狂犬病の予防接種は必要ない。

4、That the animals were treated for internal and external parasites.

内外の寄生虫駆除の記載が必要。

5、 If the animals arrived unaccompanied by said health and vaccination certificate or are showing signs of dangerous communicable animal disease, they must be quarantined and / or disposed off without compensation at the discretion of the director of animal industry.

上記の診断書の提出がない場合、また危険な伝染性の兆候が見られた場合、その動物は隔離されます。

上記の書類を満たせばフィリピンへは普通に入国できます。

書類が揃ったら、後は出国の日を待つだけです。

出国の日はいつもより早めに空港に行き、空港内にある動物検疫所で検査をしてもらう必要があります。必要書類を持参して、愛犬を連れて動物検疫所に早めに行くようにしてください。

簡単な身体チェックが終われば、あとは通常通り出国手続きを受ければ出国できます。

フィリピンの空港についてから入国手続きまではいたってあっという間でした。普通に空港に到着して係りの人に「犬がいます」と伝えると動物検疫所を教えてくれて、そこで入国チェックを受けて通関手続きのお金と輸入許可書発行のお金を払えば終わり。

手続きの割に、あまりにも簡単に入国できてしまって拍子抜けしました。

最後に

日本へ帰国するときの方が意外と手続きに時間を要するので、前もっていつ帰国するのか分かっている人は出国前に手続して行ってください。日本への入国許可が下りるまで最低でも半年かかりますのでご注意ください。

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