ペットの資格には、国家資格、公的資格、民間資格の3種類に分けられます。
意外と知られていないのが、ペットの国家資格は1個しかないという事。獣医師以外は基本的に国家資格ではなく、さらに公的資格と民間の資格は区別がつきづらいものがほとんどで、基本的にはまとめて民間の資格とされているところが多いんです。
ペットの資格には様々なものがあって、訓練士やドッグトレーナー、ドッグセラピスト、ペットシッターなど幅広い分野で資格が活用されています。
現在、私が持っている資格はペットセラピスト、ペット看護師、愛玩動物使用管理士の3つ。
動物看護師資格は資格試験を行っている団体や機関によって呼び方が様々あって、総称して動物看護師と言われているにすぎません。動物病院で働いている人の8割がそういった資格を持っているとされていて、持っていなくても働けるのが現状です。
日本の動物に対する法律は遅れていると言われていますが、国家資格が1つしかない事もその原因かもしれないです。
動物看護師資格に関しては、国家資格にしようという動きもあるみたいですが、もしそうなるのであればそれはそれで今持っている資格保有者や無資格で動物病院で働いている人はどうなるの?って言う疑問も残るのが本当のところ。
動物看護師
獣医師の指示の元に動物を抑えたり、受付、掃除などを行う。手術の準備や入院動物の世話、健康管理、薬の手配などを行う。
ペットセラピスト
ペットの健康管理・心身のストレスケア・グルーミング・アロママッサージの知識と技術を保有するもの。
愛玩動物使用管理士
ペットの愛護、適正使用管理を行うためのアドバイスを行えるスペシャリスト。動物関係法令や動物愛護運動史、保健衛生、公害問題、動物の疾病予防、管理士の社会活動、各種動物の飼養管理、犬猫のしつけ等の知識をもつ指導員。
トリマー
犬の被毛や爪をカットし、トリミングする技術者。民間資格のなかでも日本で最も知名度の高い財団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が行っているトリマーの認定資格だと「師範」「教士」「A級」「B級」「C級」と技術、経験によって分けられている。
ペット介護士
高齢で介護が必要になったペットに対して介護を行う上で必要な技術や知識を身につけた人。
家庭犬しつけ訓練士
犬に対して人間社会で生活するためのルールを教える資格。一般的なしつけや飼い主に対してのしつけ方の知識や技術などを教える事が出来る。
獣医師
ペットに関する唯一の国家資格。動物のけがや病気の治療をする事が出来、感染症の研究や家畜の研究なども行う事が出来る。
盲導犬訓練士
視覚障害のある人の補助を行う盲導犬を訓練するための資格です。特殊な訓練が必要となり、人の目の代わりになる犬を育てて行きます。
まとめ
今回はペットの資格の一部をご紹介しましたが、まだまだ紹介しきれないほどたくさんあるのがこのペットの資格。
それだけペット業界も奥が深く範囲が広いと言う事がお分かり頂けるかと思います。
資格を取得する事も大事ですが一番大事なのは様々な資格を通して犬に対する理解と知識を深めていくことです。
愛犬との距離を近づけるためにも是非頑張って資格を取得してみてください。