そうだったのか!大活躍をする警察犬たち

しっかりと陰から警察の捜査を支えてくれています。

警察犬の存在は知っていましたが、この春から警察犬として頑張る民間のワンちゃんがいるというニュースを見つけました。

民間の犬?警察犬?と思う人もきっといると思います。

知っているようで知らない警察犬について今回はご紹介したいと思います!


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まずは今回の話題の元となったニュースを見ていきましょう

自慢の鼻でがんばるわん/嘱託警察犬28頭任命式

民間の飼い犬で、府警の要請を受けて事件現場などに出動する「嘱託警察犬」の任命式が14日、府警察学校(伏見区)であった。昨年11月の競技会を勝ち抜いたシェパードやトイプードルなど28頭。来年3月までの任期中、行方不明者の捜索や犯人追跡、人が多く集まる場所での不審物の探索などにあたる。式では、遠藤雅人・刑事部長が「『鼻の捜査官』として活躍してほしい」とあいさつ。嘱託4年目を迎えるトイプードル「モッチ」(雄、7歳)の指導員・斎藤美冠さん(36)は「市民の安全のため、能力を最大限に引き出してあげたい」と話した。府警によると、嘱託警察犬は昨年58回出動。これとは別に、府警が直接飼育する「直轄警察犬」も6頭いる。

http://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20150414-OYTNT50403.html

すごいですよね。4年も連続して勤務している子や新たに任命された子、競技会で勝ち残る実力者たち、ここの警察署管内だけでも58回の出勤回数とすごく優秀な子たちばかりです!

警察犬はそもそも犬が本来持つ鋭い嗅覚を使って警察の捜査などを助けてくれる使役犬です。

犬の嗅覚は人間の数千倍から数万倍と言われていますが、何倍だと言われても、想像もなかなか出来ないし、どれくらいなのか正直分からないですよね。

匂いの種類によってはどんなに薄めても嗅ぎ分けが効くほどすごいのが特徴で、酢酸の匂いなどは1億倍に薄めても嗅ぎ分けられると言われています。

犬の嗅覚は食べられるものかどうかの判断や目の前にいる相手が敵かどうかの判断、縄張りの線引き、オスメスの判断、年齢の識別など様々な情報を嗅ぎ分けることが出来る本当にすごいものなんです。

日本での警察犬の歴史は1912年に警視庁がイギリスから連れてきた2頭の警察犬が始まりだと言われています。

そして、現在では警視庁だけでも32頭以上が活躍していますが、その数は実はまだそんなに多くないのが現状です。

また日本警察犬協会が警察犬として指定している犬種はエアデールテリア、ボクサー、コリー、ドーベルマン、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、シェパードの7種ですが、活躍している警察犬のほとんどがシェパードとラブラドールレトリバーです。

もっと色んな種類の犬が警察犬としてたくさん活躍しそうですが、実際は少ない数で限られた犬種が活躍しているだけなんです。

ただ読売新聞の記事にも書かれていましたが、これはあくまで直轄警察犬の話で、それ以外の民間の委託警察犬は各地で大活躍を見せています。

直轄警察犬

警察が直接飼育、訓練をして事件や事故の際に活躍する犬のこと。直轄警察犬を訓練するのは担当部署の担当警察官で、現在日本で警察犬として認められている犬種は7種のみ。(エアデールテリア、ボクサー、コリー、ドーベルマン、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、シェパード)

 

嘱託警察犬

一般の人が飼育管理、訓練している犬で、警察が実施する試験に合格し、非常勤として働く犬のこと。嘱託警察犬の試験は各都道府県警察本部が毎年嘱託警察犬審査会を実施し決められる。犬種はシェパードやラブラドールレトリバーなどが多いが、指定されておらず、ミニチュアシュナウザーやチワワ、柴犬なども活躍している。

現在のところ、直轄警察犬は神奈川、大阪、福岡などの24都道府県で160匹以上、嘱託警察犬はおよそ1200匹が日本全国で活躍しています。

嘱託警察犬は任期1年で毎年試験が行われているので、その年その年によって数にバラつきがあります。それでも行方不明者の捜索増加などで出動件数は前年比1.7倍近く増えています。

直轄警察犬の数がそれほど多くないのにはいくつか理由がありますが、そのうちの一つに警察犬の維持費というのがあります。

能力のすごさはもちろんですが、どうしても数を保持しようとするとそれなりに維持費が掛かってしまうので、民間に嘱託し必要に応じて活躍してもらっているという訳です。

最近では、民間の嘱託警察犬の犬種も増えてきました。優秀なワンちゃんはいっぱいいますから、それぞれの得意な力を最大限に発揮して活躍しているんですね。

活躍している嘱託警察犬の中には、保健所に収容され一時は命の危機に瀕した雑種の元保護犬もいます。

素敵な飼い主さんに巡り会えて、訓練を受けて立派に成長したこの元保護犬に、人間は助けてもらったんです。

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/animal/anews/20140922-OYT8T50064.html

他にもまだまだ日本全国では数多くの警察犬が活躍しています。

その中でも嗅覚の能力を最大に発揮させ活躍しているのが、行方不明者の捜索で、警察犬捜査によって発見された行方不明者も多くいます。

http://breaking-news.jp/2014/06/20/06914

また、活躍する警察犬がいる一方で海外では殉死する警察犬も多くいます。

特に薬物犯罪の多いアメリカでは捜査中に誤って薬物を吸入してしまい警察犬が亡くなってしまう事件もありました。

http://japan.techinsight.jp/2014/12/yokote2014120314270.html

警察犬の訓練には、服従訓練、嗅覚訓練、警戒訓練があり、それぞれの訓練で優秀な成績を修めた子だけが警察犬として活躍できるんです。

ちなみにですが、こんな優秀な警察犬を育て上げる資格もあるんです。

資格は、直轄警察犬訓練士と言われるものと嘱託警察犬訓練士と言うものがあります。

直轄警察犬訓練士になれるのは警察官だけで、嘱託警察犬訓練士は民間の人が取得できる資格です。

大活躍の警察犬ですが、亡くなった直轄警察犬たちは板橋区にある東京家畜博愛員の警察犬慰霊に供養され、年2回慰霊祭が行ってその活躍の功績を讃えています。

まとめ

警察犬について今回はご紹介しましたが、こうやって見ていくと結構奥が深いですよね。

警察犬の活躍のニュースは表立って出てくるようなものは少ないですが、捜査では本当に良く働いてくれて、しっかりと陰から警察の捜査を支えてくれています。

警察犬として働く子たちもきっと、自分が必要とされて働けることを誇りに思っているのではないでしょうか。

知れば知るほど、脱帽してしまうこの犬の能力に、今の世界も支えられているんだと思います。


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