悪化すると手術の必要あり!?犬の肛門周囲腺炎とは?

肛門周囲腺炎は読んで字のごとく、肛門の周囲で炎症が起こる病気です。

犬の肛門の周りには肛門周囲腺と言われる皮脂を分泌したり、汗腺と言われる汗を分泌したりする小さな分泌腺がいくつもあります。この分泌腺に細菌が侵入し、感染してしまうことで炎症が起こり肛門周囲腺炎を発症してしまいます。

肛門は体の中でも直に腸につながっている大事な部分です。そこで炎症が起きてしまうと腸に影響を与えてしまったり、他の病気を誘発してしまうこともあります。


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原因

肛門周囲腺炎は肛門周囲腺に細菌が侵入することで発症してしまう病気ですが、なぜ細菌が侵入し、増殖して感染してしまうのかというその原因はまだ完全に解明されていないのが現状です。

しかし、要因として考えられるものには便秘や肥満、不衛生などがあるとされており、またストレスや高齢により免疫力が減少してしまうことも関係していると考えられています。

さらに肛門筋の発達が十分に行われていない場合に肛門周辺の血流が悪くなり発症してしまうことや汗を分泌するアポクリン汗腺が肛門周辺で特に発達している犬種で好発していることから遺伝的な要因も考えられています。主に発症しやすい犬種にはジャーマンシェパードがいます。

症状

肛門周囲腺炎を発症するとおしりに感じる違和感から犬がしきりにおしりを舐めたり、床などにこすりつけたりする行動をとるようになります。肛門まわりで炎症が起こるようになり、赤く腫れあがりだんだんと臭いを放つようになります。

さらに状態が悪化してくると痛みを伴うようになり、排便時に痛みで犬が泣きわめくこともあります。

肛門周囲腺炎がなかなか回復せず、悪化し続けると細菌がどんどん広がっていき、肛門周囲痩と言われる肛門の横に穴が開いてしまう病気を発症したり、肛門周囲腺腫と言われる腫瘍や肛門嚢炎と言われる臭いを分泌する袋に炎症が拡大してしまう病気を発症してしまったりします。犬にとっては激痛で食欲不振や便秘の原因にもなります。

治療

肛門周囲腺炎の治療は早期の段階であれば抗生物質を服用することで回復し完治することができます。

しかし、炎症がひどく肛門周囲痩や肛門嚢炎を引き起こしているような場合には手術を行い細菌を取り除かなくてはいけないこともあります。

予防

肛門周囲腺炎は細菌が侵入し増殖することで発症してしまう病気です。発症原因はなかなか特定されるものではありませんが、愛犬を清潔に保つことが細菌の繁殖を防ぐ最も効果的な方法です。

また栄養バランスのいい食事を摂ることも愛犬の免疫力をアップさせるので細菌の抑制につながります。肛門腺が詰まっていると炎症を起こしやすくなるので定期的に肛門腺を絞り、清潔に保つようにしましょう。


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